ホテルは昼間の1本のみ。
こんなに影が色濃い時間に退散。
ホテル近くのホオノキもいつのまにか大きな葉を広げていた。
地元での本格的な個展は7年ぶりという伽井丹彌さんの人形展へ。
タイトルは「精霊(プシュケ)の系譜」。
妖艶な美しさを放つ7体の人形に釘付けになる。
その表情にも、指先の一本一本にも、魂が宿っているようだ。
7体のうち4体は桐塑(とうそ)という粘土の一種が材料。
要するに付け足したり削ったりできる。
でも3体は人形のカラダも額縁も磁器。
各パーツの形を作っては焼いていく。
ヒビが入ったり割れたりしてしまえば、一から作り直し。
磁器の人形を作るという構想から足かけ7年かけて、
展示できるものができあがったというから驚き。
伽井さんの手で誕生する人形たちにこれからも注目したい。
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