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地域デザインについて考える。

7日に開催された「農産物を活かした地域デザインセミナー」は、あうるずが担っている「ふるさと雇用再生特別対策推進事業補助金交付要綱に基づく地域デザイン活用地場産品加工品販売開拓業務」(あ〜長ったらしい……)の一環。

あうるずでは、この事業のために4名を新規雇用していて、彼らに「総合的デザイン能力」を身につけてもらって、十勝の素晴らしい農業や食に関する地場産品を十勝ブランドとしてWEB上などで売り出す。そのためにさまざまな講習や実践を行っていくそうだ。その一部を今回のようにオープンセミナーとして公開していくという。

デザインというと、グラフィックとかファッションとか建築物とかを連想しがちだけど、ここでのデザインとは生産物を含め地域全体をデザインするということ。パッケージとかリーフレットといった目に見える製作物はもちろんのこと、生産者の思いや販売戦略、消費者のニーズなど、生産から消費者の手に渡るまでにを一貫して考え、総合的にデザインしてコーディネートすることを指す。

最近の事例では本別町の「キレイマメ」がその成功例といえるだろう。今回のセミナーでも「情報提供」という形で、開発の経緯や取り組み、今後の展開が紹介された。
そもそも、生産量が減少気味だった豆で本別の知名度をアップさせようということが発端。「黒光大豆」が本別発祥の黒豆ということで黒豆にスポットが当たったそうだ。コンセプト、ターゲット、セールスポイントがしっかりしていて、現在の商品数は10種12品目。5つの企業が統一した概念の元、同じデザインのパッケージで商品を製造していることもユニークだと思う。更には町内の飲食店がそれらを使った料理を提供していることも。現在も黒豆を使った商品開発のほか、小豆や金時豆など「赤い豆」の商品化を研究しているという。

で、今回の基調講演は武蔵野美大の長澤忠徳教授と宮島慎吾教授。
お二人とも十勝との関係は深い。あたしもお二人と知り合って15年くらいになると思うけど、お会いするたびに十勝のことを真剣に考え取り組んでくれている。キレイマメ商品化の監修やアドバイスを担ったのも、宮島氏と宮島氏の元で基礎デザインを学ぶ学生たちだ。

そのお二人の講演から印象に残ったキーワード。
・価値を見いだすデザイン
・手でつくるデザインと図で表すデザイン
・メンタルマップ─頭に描くドット(点)からのイメージの広がり
・tangible(タンジブル)とintangible(インタンジブル)
・図─図譜、意図─はかりごと師になろう=造形するだけがデザインではない
・余計なことをイッパイしてみる
・食品は食べてみないと評価できない
・全体をコーディネートする人が必要
・十勝にはネタと人材はいっぱいある


北海道YEGが取り組む「農商工連携」、先般の秋元氏の講話にあった「地域を元気にするには農業が不可欠」、そして今回のセミナー。たくさんの有識者からいろいろなお話を伺ってきた。でも、多くのアドバイスをいただけるにしても、実際に地域を動かすのは自分たち。あたしには、何ができるのだろう。
by younotame | 2009-08-09 23:22 | etc...
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