例会に遅刻した先週の木曜日の訪問先はこちら。
まずは、市内のホテルの2階にあるレストラン「Biplane」。
シェフの長屋さんとの付き合いは長いのだけれど、お店訪問は久しぶり。
今でこそ、メニューに使う食材にこだわる店は増えたけれど、
長屋さんはそういったことの先駆けに近いと思う。
なかなか手に入らないカラフルなポテトを普及しようと、
農村地帯にある自宅で、自らポテト栽培したりしてね。
今でもアスパラや葉物野菜、ハーブなどは自分ちでつくっているそうだ。
そして、和食やフレンチ、イタリアンなど素材を引き立てる
味やアレンジのバリエーションの広さも長屋さんの料理の魅力だと思う。
もう一箇所は、1月の常磐同窓会でお会いし、先輩だったことが発覚した「Bistro Poele」。
実は、母がこのお店の料理の大ファンで、定期的に友人と訪れている。
で、「ポワルさんの料理を真似してみたの」の自宅でもつくってみているのだ。
そんなことをオーナーシェフの岡田先輩に暴露すると先輩は大喜び。
「今度、レシピをお教えしますよ」と。
心を込めてつくっていただいた料理を美味しくいただくことはもちろんだけど、
こういうシェフと客のふれあいから食文化って広がっていくのだと思う。
それにしても、サラダひとつとっても、とっても丁寧に手がかけられている。
生野菜だけではなく、素材を活かしてグリルしたり、ボイルしたり、ピクルスにしたり。
トマトはチーズを混ぜたパン粉をふってオーブンで軽く焼いているそうだ。
ちょっとした一手間に客は感激するだろうし、
調理してもらう野菜たちも喜んでいると思う。
そして、こういったシェフや、食べてくれる消費者がいることが、
生産者の人たちにとっては「よりよいものをつくろう」という活力に繋がっている。
そういう人たちが十勝にはいっぱいいる。